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05 | MA

MAとは

MA(Multi Audio)とは映像に音を付ける工程を指し、ナレーション、現場音、SE(効果音)、ME(BGM音楽)、全てをMIXして仕上げる仕事です。 高いクオリティの要求される現場ではMA専用のソフトを使うことも多く、DigiDesign社のProToolsやSteinberg社のNUENDOが有名です。ただ、テレビの情報番組の制作などでは映像編集ソフトの音声トラック上でやってしまうことが多いようです。

MAの実際

MAの実際の作業は以下のようなものです。

  • 適切な音素材を収集し、適切なタイムに配置する
    映像編集とよく似たもので、MAの作業の大半はこれとも言えます。BGMや効果音は、著作権をクリアしたライブラリーから適切なものを探したりします。

  • 音素材を整える
    「現場音が必要なのに、現場マイクがかなり風の音を拾っていた」といった場合にノイズ低減したりして音を整えます。他にも、イコライジングをして音を聴きやすくしたり、演出的にエコーなどのエフェクトをかけたりする場合もあります。この段階の作業は、ノイズや音の割れを発見しやすいヘッドフォンで作業するとよいでしょう。

  • トラック・ボリュームやPANの調整(MIX)
    BGMの音量が大き過ぎて大切な声が聞き取れなかったりしてはいけませんし、小さすぎる音は聞こえません。 「音量の数値(波形)で見ると小さいのに、人間の耳には大きく聞こえる音」なども存在しますので、最終的には人間的感覚による調整が必要です。 また、効果音を加えるとき、発音元のステレオのPAN(左右)が画面に合っていないと違和感につながります。これらのMIX作業は、ヘッドフォンでなくモニタースピーカーで行うのが普通です。なぜなら、ヘッドフォンとスピーカーでは明らかに聞こえ方が違い、最終的な視聴者は普通はスピーカーで聴くからです。

  • 全体ボリュームの調整
    放送局等では、どのくらいの音量のものを納品すれば良いかが納品仕様として定義されている筈ですから、最後に、それの基準を守れるように全体音量の調整をすることになります。放送局以外への納品などで、特に音量指定が無かった場合や、アマチュアの場合は、音量メーターが振り切れない(レベルオーバーしない)ギリギリ一杯まで上げたところに調整するのが一般的です。

音量レベルについて

アナログの音声(テープなど)の場合は、多少レベルオーバーしてもそれほど聞き苦しい音にはなりません。しかし、デジタルの場合は、僅かでもレベルオーバーすると非常に耳障りなデジタル・ノイズが発生します。これをクリップと呼び、絶対に避けたいミスです。しかし、先に述べたように、全体音量はレベルオーバーギリギリの大きさまで大きくするのが望ましいので、クリップは非常に起こしやすいミスといえます。


音量オーバーによって発生したクリップノイズの例 (注意:耳障りな音です)

レベルオーバーが起きないギリギリの最大音量に調整することをノーマライズといい、先に述べたMAソフトでは自動的にこれを行う機能があります。しかし、もし長い作品中のほんの一瞬、何かのミスでとても大きい音が入っていた場合、機械的にノーマライズをかけると、その一瞬をレベル内に収めるためだけに作品全体の音量が小さくなってしまいます。

一箇所が飛び出しているせいで、ノーマライズすると他の音量が小さくなる一箇所が飛び出しているせいで、全体の音量が小さくなる

そういうときは、その「一瞬の大きい音」の音量だけを抑えることで、レベルオーバーしないようにするのが正しいでしょう。この処理を自動化するエフェクタもあります。リミッターといいます。

リミッターをかけて、飛び出しだけを抑えた
リミッターをかけて、飛び出しだけを抑えた

それでは常にノーマライズじゃなく、リミッターをかければいいのかというと、それも違います。リミッターは音量の相対的な関係を変えてしまうので、たとえば意図的に狙って「大きい音」を入れたのに、リミッターでその音だけを小さくされてしまうと、演出意図が崩れてしまいます。そういう場合はノーマライズで全体の音量を抑えるべきでしょう。

EDIUSでリミッターを使うには

EDIUS標準のオーディオフィルタにはリミッターがありませんが、VSTプラグイン規格に対応してますので、市販・フリーウェアの多数のリミッターVSTプラグインを利用することができます。詳しくは「TIPS:VSTプラグイン」ををご覧ください。