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EDIUS X Blog vol.3 「Effects」

EDIUSプロダクトマネージャーの粟島です。

すみません。今回も情報の更新が大変遅れてしまいました。
そして、日本以外では、EDIUS Xがローンチされました(日本の発売日は、9月25日です)
なお、現在、EDIUS Xの体験版は使えるようになっているので、eIDサイトにて確認してください。

今回は「エフェクト」のご紹介です。

私のところには、日々、世界中のユーザー様からリクエストが届くのですが、その中でも1番人気だった機能が、
EDIUS X Version 10.00から搭載されることになりました。

その名も「レイアウターモーショントラッキング

ようするに従来のビデオエイアウター内でモーショントラッキング機能を使用できるというもので、
モード名としては「固定モード」「追跡モード」を用意しました。
これもまた言葉では説明しにくいのですが、実現できることをベースに書くと、

「固定モード」:動いている被写体にピンを打ったかの如く固定する → ビタっと被写体をFixさせて自由にフレーミングできる
「追跡モード」:動いている被写体をトラッキングし、別のクリップを追従できる → 被写体の動きに合わせたムービングテロップ

やはり文字で表現するのは難しいですが、何せ、使い方次第では、表現の幅がグンと上がります。

ベーシックな使い方として手順を少し書きます。(マスクフィルターでのトラッキング操作を理解されている方を前提に書きます)

固定モード

固定したい被写体のクリップそのもののクリップのレイアウター内で、左上の「トラッキング」タブをクリックし、そのタブの右横で「固定モード」を選択(デフォルトは「固定モード」です)。既に画面上にはトラッカーがありますので、そのトラッカーを固定させたい被写体に合わせてトラッキングをする。トラッキングが終了したら、固定させたい被写体が画面中央にFixした状態になっていると思います。そこで、レイアウターから一旦離れ(OKボタンを押す)、追加で「トランスフォーム」エフェクトを掛け、その中で拡大・縮小・移動・トリミングなどをする。※レイアウターでの処理はトラッキング処理だけを行い、リフレーミング処理は、「トランスフォーム」エフェクトで行ってください。

追跡モード

具体的な例を出しながら書いてみます。例えば、画面内で走り回っている子供の映像があるとして、その子供の頭の上に名前のテロップを付けて、子供の動きと名前のテロップが同期して動くというのをイメージしてください。まず、トラック 1VA に走り回っている子供のクリップを配置し、その上のトラック V1 にクイックタイトラーで作った子供の名前のテロップを置く。そして、そのクイックタイトラーのレイアウター内で左上の「トラッキング」タブをクリックし、そのタブの右横で「追跡モード」を選択する。画面には、下にあるトラック 1VA の走り回っている子供の映像があるので、その子供をトラッキングし、完了です。

「固定モード」は、固定したいクリップ自身のレイアウター内でトラッキングし、
「追跡モード」は、動かしたいクリップ自身のレイアウター内でトラッキングします。
最初は、使い方で戸惑うところもあるとは思いますが、少しずつ慣れていただければと思います。

実際に使っていただければ、かなり色々なことができるなと思っていただけるはずですので、ぜひ、試していただきたいです。

あと、2つのプラグインが無料でダウンロードができます。

トランジション/ビデオエフェクトとして「proDAD VitaScene V4 EDIUS Edition
特にスムーストランジションはとてもクールで、あまりトランジションを使わなかった私でも使いたくなりました。

タイトラーとして「NewBlue Titler Pro 7 for EDIUS X
多機能なタイトラーなのですが、今風のSNS紹介に適した可愛いテンプレートもたくさん入っています。

と、文字で説明してきましたが、プレビュー動画やプロモーションビデオを見れば一発ですので、下にリンクを貼っておきます。

3回に分けて、書いてきましたが、さまざまなコンテンツを今後も作っていきます。
EDIUS Xは始まったばかりですが、今後のアップデートでさらに新しい価値を持っていただけるよう今後も開発を続けてまいります。
引き続き、ご支援の程、よろしくお願い致します。

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